スタッフブログ

楽しく生きましょう

 人間は変化を嫌い, 考える事を嫌い,苦痛を好まない動物である。

 しかし、この世に誕生した時から一生を終わるまで苦の連続が人生である、との認識をすれば、それがあたりまえの事であり、苦を快楽に転換する事が楽しみとなる。

経営は模倣ではあり得ない

 戦後日本の教育は、思考能力を高める教育を棄て、模倣する教育に力点をいてきた。その良い例として、教科書に書かれていることを忠実に試験の答案用紙に書き移すことの得意な人が優秀、との評価をしてきた。
 この学校教育の弊害として、経営者の多くが「模倣する経営」に堕してきたように思われる。
 「ビジネス社会には頭のいい人が2人いる。競争相手とお客さんだ」
 (2003年3月17日号日経ビジネス誌「昔米国ビジネスの経営者から聞いた言葉」酒井秀樹ヒロセ電機会長)
との言葉にもかかわらず、同業他社を訪問し、同業者を模倣し、同業社長の言葉を鵜呑みにして自社の経営に応用するetc…
そこには独自性、創造性の欠片(かけら)さえも無い経営があるだけである。
 「企業価値を向上させ、持続的長期利益をうむ」ためには経営は模倣ではあり得ない。
 経営者と幹部管理者が真剣に経営について思慮する時間(経営計画の策定や幹部会)を持ち、自分達で考えた方策を実行する必要がある。

工夫と智慧がなければ生き残れない

 今から40年程昔の1970年代、日本経済は「石油ショック」により大混乱におち入り、大多数の企業が赤字決算を強いられ、また日本全体の経済成長もマイナスとなり、倒産する会社が続出した。
 その後の10年以内において、日本企業の変化の状態を調査した慶応大学の先生の報告によると、「石油ショック」から立ち直った企業とぬけ出れないままの企業の二種類があり、その後利益を計上できる様になった企業も二種類に分類できる、とのことであった。
 ところでその二種類とは、一つは徹底的なリストラを実行して筋肉体質にし無駄をはぶいて(合理化の徹底)利益を出した企業。
二つ目は、市場占有率(シェアー)を高めることで利益計上を可能とした企業。
 そして、先生の結論は、シェアーを伸ばした企業のみが永続的利益を上げていくだろう、とのことであった。
シェアーを伸ばすとは、競争優位性を保つことに他ならない。しかし競争優位を保つことは飽なき工夫と、智慧をもって経営を行うことで簡単なことではない。

物語を紡ぐこと

 かつて平清盛という人間がいた。
 清盛は平氏一族を時の絶対権力者であった貴族、朝廷に認めさせ、武士の力を認知させる「物語」をその全生涯において脚色した人物であった。
 しかし、その平氏も清盛の死と共に衰亡の坂を下るのに多くの時を費やすことはなかった。それは平氏の後継者が、清盛の様な平氏の持続的繁栄の物語を生み出し得なかったからである。

 現代社会においても、かつて世界を席巻した松下(現パナソニック)、ソニー、シャープ等創業者が保有した企業経営のストーリーがその後継者になく、現実の経営で苦しんでいる企業もある。
 それは大企業のみならず中小零細の企業においても、同じ業種でありながら、成長企業と停滞、衰退企業とに二極分化しており、 その違いの差は、「経営戦略に物語があるか否か」である。
 すなわち、経営者が自己の経営をストーリー(物語)として捉え、面白き脚本を書き上げているか否かである。