スタッフブログ

人間による人間の為の営み

 ローマの格言に「Principia non Homines」(プリンシピア・ノン・ホミネス)―――――大切なのは原則であって、人ではない。原則が確立していなければ、どんな人物が出てきてもどうしようもない―――――――
という言葉がある。
 企業にたとえるなら、理念・方針等が決まっていなければ、どんな優秀な社員がいても無駄であると解することができる。
 しかし、本当にこのことは正しいのだろうか?
 歴史を繙(ひもと)くとこの格言が誤りだと気付く。原則の確立していたローマは人によって東西に分裂し最終的に不敗の帝国は崩壊していった。
 マルクス主義の原則が強固であった共産諸国は民衆という人々によって消滅していった。
 理念・方針があったであろう幾多の会社も企業間競争に敗れ倒産していった。
 したがって、原則より「人」が重要な上位概念であり、「人財」と「原則」が共存して始めて企業の継続が担保されるのである。

経営者の資質

 複雑怪奇な人間の集団の意思を統一して組織の全員を同じ方向に向け行動し成果を上げるためには、経営者の従業員(人間)観を定めておくことが重要である。

社会人とは

 我々は個人と全体(組織)との関係の中で生きている。
 

 一個の身体を持つ人間をコントロールしている真の主人は「生命」であり、生命が支配している生体メカニズムに従って行われている人間の中の自然の摂理は、同時に、社会人としての一人の人間の心の行動原理となっている。

全ては社長次第

 歴史を紐解くと、ゴール(フランス人の祖先のガリア人)を征服したのはローマ人ではなくシーザーであり、無敵のローマを震駭(しんがい)させたのはカルタゴ軍ではなくハンニバルであった。ハンニバルはこの戦い(216年8月2日のカンネの戦)で約4万の兵力で8万6千人のローマ軍を完全に殲滅(せんめつ)した。近代においても、3倍の優勢を誇るヨーロッパ連合軍に対し、23年の長きにわたって国を防衛したのはプロイセン軍(ドイツ)ではなく、フリードリッヒ大王である。
 日本の歴史をみても、2万5千の今川軍に対し2千の兵をもって勝利したのは織田信長である。
 政治に限らず実業の世界でも、リーダー次第で成長もし、倒産もする企業は枚挙にいとまがない程である。